流しそうめん2nd『Ice version』
こんにちは、ユアスペース第2教室です。
前回の流しそうめんイベントに続き、今月も2回目の流しそうめんイベントがやってきました!
ちなみに前回の様子はコチラをご覧ください。
前回は流しそうめんの機械の電力が弱まっていたことで水流が緩やかでしたが、今回は電池を補充して本来のパワーに戻すことに成功しました。
というわけで、子どもたちもお昼の時間になると一気に部屋の真ん中に集まってきます。
今日は外も暑かったので、冷たいものが好きな子どもの中にめんつゆをアレンジしている子がいました。
つまり、これがタイトルにある『Ice version』の正体です。
手前のめんつゆ、よく見てみると氷がみぞれ状態に溶けています。この食感がまた良いのだとか。
筆者も試しにそのめんつゆを作ってそうめんを食べました。
とてもキンキンに冷えて美味しかったです😋👍
途中、その冷たさで器にとっておいたそうめんが凍りつくという現象も見られ、子どもたちもびっくり!
ご覧ください。見事にそうめんの争奪戦が起きています。
それだけそうめんを気に入ってもらえていると思うと嬉しくなりますね。
ちなみにこの決定的瞬間の後は、二人で仲良く半分こして食べていました。実に平和な流しそうめんですね。
さてさて、子どもたちがお腹いっぱいになってきたところで今度は子どもたちがそうめんを流してくれることになりました。
子どもたちに聞いてみると、「正直食べるより流している方が楽しい」とのことです。
事前に話し合っているわけでもないのに、自然と各々が役割分担してそうめんを流してくれます。
- 下に溜まった水を汲んで上から流す人
- そうめんを流す人
- 疲れた時の控えの人
という具合に、見事に連携が取れていました。
私達もこの”連携”においては見習わなければなりませんね。
一人の子どもが流しそうめんを流す時にこんな話をしていました。
「今から”人生”を流していきます。まずはお母さんのお腹の中から、そして幼稚園か保育園、小学校、中学校、高校、そして大学を経て社会に飛び出していくのです」
どうしたどうした?人生何周目だ?と言わんばかりの達観した物言いに職員らは驚きました。
「流れていく”人生”をすくってあげることで救われるのです」
絶妙に韻を踏んでいたので筆者はニヤけてしまいました( ̄▽ ̄)
「救われずに流れていった”人生”はどうなるの?」
と尋ねると、その子はこう言います。
「浪人として彷徨っていくのです。そこには社会の荒波に揉まれた大人たちや引退した老人たちもいるので、まるごとすくってもう一度2回目の人生を送ってもらいます」
その子はこう言いながら、計量カップにそうめんごと水をすくってもう一度上から流していました。
一体どこで聞いた話なのか、誰がそういった話を教えてくれたのか、とても興味深い内容でした。
というわけで、筆者もこの流しそうめんを使って少し考えてみました。
今回の流しそうめんは真っ直ぐ一列に並べていたものの、それが途中で折れ曲がっていたらどのように表現していたのか、それもまた気になりますね。
その子どもは竹の節目をまるで次のステージのための転換期(進級、進学など)に例えていました。
時々そうめんの束が大きかったり、水流が弱くなると節目の手前でそうめんが止まってしまう時もありましたが、これに当てはめて考えてみると、その節目、つまり大事な時期に一度立ち止まってしまうのは、それだけ次へのステップが重要であるからではないでしょうか。
ただ水流に流されるままではあっという間にそうめんは落下してしまいます。
しかし、これをどう捉えるかは人によります。
勢いに任せて進んでいくのも時には必要なことだと主張する人もいる一方で、どこかで立ち止まって慎重になることも必要だと主張する人もいるからです。
皆さんはどちらの考え方に似ていますか?こういう捉え方、考え方をすることも支援の中では欠かせないのかもしれませんね。
今回は子どもたちから見える「社会」の在り方をまた一つ知ることができた、とても面白おかしい流しそうめんイベントでした。
そんなこんなで、筆者は下に溜まりに溜まったそうめんの山を、彼らの思いと一緒に噛み締めていました。
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